弁護士や警察では書けない-大切な家族を守るために家族が逮捕された時にすべきこと-逮捕の流れ

家族が逮捕される時、一番最初に必要になることは弁護士を呼ぶことではありません。

警察に逮捕される時、多くの人が対処方法を知らない為に不当な扱いを受け憤りを感じることになります。容疑者として扱われている以上これまでの守られる一般人では無く犯罪者としてのスタンスに置かれる為です。そして警察は容疑者が冤罪である可能性を考慮していません。事実に見合った罪で裁くのではなくより重い罪を負わせることを考えて行動すると思っておいた方が無難でしょう。こういった事態を回避するには世間一般に知られている情報では不足していると僕は感じています。家族を守るためには以下のことを事前に知っている必要があります。

突然訪れる家族や親族の逮捕。対処の仕方を説明しているブログなどもいくつか見られますが、弁護士事務所のものが多く実際に逮捕された側から見た実情と相違があるように見られたためこの記事に僕が実際に体験して必要だと感じたことをまとめていきます。犯罪や証拠隠蔽を支援するのではなく、あなたの家族を守り正当な条件で裁判に臨める条件を整える為に以下の情報を活用してください。

1、〜逮捕当日の流れ〜

家に突然警察が訪れた時、逮捕される家族の名前が呼ばれ「警察です。太郎さん(仮)はいらっしゃいますか」など要件を伝えられます。普通の生活をしていればこの時点で家族の方は気持ちが動転してしまうことでしょう。そしてすぐに扉を解錠すると思います。警察に指名された家族を呼び、玄関での逮捕状読み上げを受けた後自宅に捜査員が数人で雪崩れ込んでいき逮捕とともに証拠確保という部屋捜索が行われます。

2、〜避けるべきこと〜

あなたが家族を大切に思うのであれば、ここまでの流れの中で避けるべきことがいくつかあります。

注意
1、警察が訪れた時、すぐに扉を開けに行ってはいけません。 

何故ならこの瞬間がデッドラインになる可能性が非常に高いからです。警察が来たことで反射的に対応してしまいそうになるかもしれませんが、ここでの行動がその後のあなたにとって大きな後悔につながる可能性があるからです。自宅に警察が来ているという事は高い確率で逮捕されそのまま48時間(2日間)の取り調べに雪崩れ込んでいくからです。その後家族との面会はしばらく不可能になります。それは何故か?

補足
警察の捜査(取り調べ)は48時間以内と定められているからです。

なので警察にとって時間が重要です。この短い2日間に検察へ引き渡せる供述を引き出す必要があることからかなり強引な手法を取られる事は事情に詳しい弁護士業界では既定事実となっています。この時、家族は混乱の渦中にあることと思います。逮捕の衝撃。警察からの事情聴取(これは容疑者に弁護士を付ける家族の動きを遅らせる目的も含まれています)。その後の対処方法の検索から弁護士の選定。弁護士事務所での経緯説明から弁護料金の相談。他の事務所との比較などを経て弁護士を呼ぶことになります。しかしこれではいつまで経っても逮捕された家族と面会できません。これらの手続きの途中で一度家族の面会に行くことになると思います。ですが面会はできません。その理由も教えられることなく朝から待ち続けて何日も会えずに時間だけが過ぎていくことになるのです。一体これはどいうことなのか?

補足

逮捕後72時間(3日間)は逮捕者の家族であっても面会することができないと原則で決まっているからです。 

この原則は恐ろしい事です。最も会話を交わしたい時に家族との会話を禁じられているということですね。ここでよく取り上げられるのがこの72時間以内でも唯一面会可能な存在がいるということです。それは弁護士です。なので弁護士を呼びましょうというのが弁護士事務所の主張なのですが、少し待ってください。事はそう簡単にはいきません。実際のところ弁護士を少しでも早く呼ぶ必要はありますが、先程書いているように逮捕前にすでに専任の弁護士がいない場合家族の選んだ弁護士がこの72時間以内に間に合うケースは非常に稀です。そしてこの72時間面会謝絶の事実を家族に警察は説明しないことが多々あるようです。当然逮捕した容疑者にこの事実は伝えられるわけなく、家族に見放されたと容疑者に思わせることでプレッシャーに変え、供述を引き出すためと僕は考えています。この時家族側に72時間面会謝絶だと教えないのは、これも弁護士を呼ばれる時間を少しでも遅らせることが目的だと思います。これは全て僕が実際に経験した事実に基づいた情報です。

これらの事情から

補足 

もし逮捕の瞬間に居合わせた場合、絶対に必要なことは時間の確保です。

逮捕され動揺し不安な気持ちを抱えているのは家族以上に間違いなく逮捕される本人です。そしてこれらの理不尽な思いを経験して家族側に生まれる感情は激しい後悔だと思います。そして警察への憤りと不安かもしれません。家族の意思が容疑者となった本人を支える道を選ぶとなった時、その気持ちを本人に伝えられないことは酷いストレスになります。また弁護士やこれら情報掲示板から実情を知った時、理不尽な供述を強要されていないか心配になるのではないでしょうか。伝えるべきことが残された家族にはこんなにもあります。「事件に至った事情を聞きたい」「本当に事件を起こしたのか」そういったことを聞く前にもこれだけの伝えるべき情報があるのです。警察の訪問から逮捕をされ家族が確保されるまでの、このわずかな時間を大切にしなければなりません。

注意
面会時間は一日中待ったとしても15分。

しかしこれらの情報を知らない人がほとんどでしょう。ということは72時間の面会謝絶(苦悩の3日間)を越えて面会できる時に、話したいことは山となっているはずです。しかし面会が許されている時間はわずか15分です。これだけの時間に何が話せるでしょうか?話せることなどほとんどないのが実情でしょう。何故なら72時間後、逮捕された家族の姿にあなたは胸を傷めることになるからです。ここで多くを語るのは私情が混ざるため控えますが、やつれた家族の姿と体調を気遣う言葉に多くの時間をさかざるをえないのではないでしょうか。

以上のことから

3、〜逮捕前にすべきこと〜

警察が訪れれば、応対を済ませた後すぐに扉を開けることはせず自分で呼んでくるから少し待って欲しいと言いましょう。そしてこれから逮捕されるあなたの大切な家族に必要な情報を伝えましょう。

1、72時間は面会ができないこと

2、家族の方針(支えるのか支えないのか)

そしてこれだけは伝えなくてはいけないこと🔻

注意

「絶対にサインをせず何も話してはいけない」と伝えることです。

これは事件を認める場合でも否認する場合でも変わらない,間違いなく逮捕される家族に有利な方法です。

もし罪状を認める場合でも初めから素直に指印を押すことは非常に危険です。何故なら取り調べで行われる調書というのは本人の言葉を曲解し、悪意によって作成しているとしか思えない内容になっているからです。これは取り調べを受ければわかることですが、口にしていない言葉が調書には本人の言葉として並べられ身に覚えのない他人の事件まで自身の責任と問われていることさえありえます。そして、法律的に犯罪を満たす条件を聞いたところで虚偽の情報を伝え指印を押させることさえあります。

罪状を認めている人でさえこれです。否認などしようものならこれに恫喝、暴言、脅迫が加わりより悪辣に取り調べは行われていきます。正当な条件で裁判に臨むためにも自分の弁護士を呼び、家族と相談できるまでは何もサインすべきではないでしょう。話をすることさえ避けたいところです。

弁護士と相談して罪状とどう向き合うかは容疑者に認められている権利です。弁護士と相談してから罪状を認めても何一つ問題などはありません。

警察は48時間以内の捜査や72時間の面会謝絶中に執拗な取り調べを行います。それは調書と呼ばれる事件の経緯が書かれた紙に容疑者の認印(指印)を確保するためです。72時間以内の容疑者は恐ろしく無防備です。法律的知識が無いまま家族とは会えず弁護士を呼んでくれと伝えてもそんなものすぐには来てくれないのですから。警察の強引な取り調べの一例を参考までに挙げておきます。

補足

・恫喝、暴言、脅迫

虚偽の犯罪成立条件を伝え、法律的知識を偽り認印(指印)を押させる

・事件の処理をするために、本人とは関係ない事件も一緒に背負うことで系を軽くできると働きかけてくる

これらは日常的に行われています。そのため弁護士協会は警察機関の不正を長年訴え続け、取り調べの録画という法案を通しました。ですがこの取り調べの録画も全ての取り調べに適応されるわけではないのが現状です。それは警察機関の強行な反対姿勢のためです。取り調べの透明化を拒む警察機関の姿勢が全てを物語っているように僕は感じています。

〜逮捕のその後に〜

弁護士には国選と私選があります。これは国選(無料)、私選(有料)と考えてもらえばわかりやすいです。国選は72時間以内に来てくれる可能性があります。呼ぶ手続きは本人が弁護士を呼んでくれと警察に申し出ることです。多くの場合取り調べ中に刑事に伝えることになります。「すぐには呼べない」と伝えられ、その日の取り調べが終了してから弁護士のリストを渡され呼ぶことになります。しかし、ここまで警察は弁護士に来て欲しくないと僕は言っていますよね。では警察は逮捕当日の夜に弁護士を呼べるように手配してくれるでしょうか?当然そんなことはしてくれません。取り調べは本来夕食の4時半には終わります。ですが否認をしている場合夜の8時半頃まで取り調べを延長します。そして部屋に帰って9時の就寝に向け用意させられます。国選弁護人を呼ぶにはここで呼ぶように頼み込み、やっと手続きが終わってもその日は就寝時間。当然国選弁護士も営業を終わっています。こうして容疑者は法律的に無防備な立場に置かれます。その実情を知る弁護人の中には夜中に飛んで来てくれる事もありますが、国選弁護はボランティア業務ですのでその可能性はあまり期待できません。

家族の面会に対しても取り調べの合間にしかできません。本来面会人が訪れれば面会係の部署から取り調べ刑事に連絡が入り、面会を行わせます。ですが事件の否認を行えば面会をさせないよう取り調べを続ける嫌がらせを行い、同じ警察機関の面会部署の方がどれだけ怒っていても刑事は容疑者に面会人が来ているとは教えないという実情があります。容疑者側がどうしても我慢できないとトイレを申し出た際に、思い出したような演技をしながら面会人が来ていると教えるのです。当然トイレに行きたいと申し出なければ、家族が朝一から面会に来ていようと面会できずに帰ることになります。これは刑事の勝手な行動かもしれませんが、許されざる行為だと僕は思っています。

〜逮捕の瞬間に居合わせた場合〜

僕はそれを幸運なことだと思います。何故なら、そこから何年先まで触れ合えるかわからないからです。いつの間にかどこかで逮捕されてしまっている場合、抱きしめることさえできません。家族と抱き合うことなんてあまり考えないかもしれません。ですが裁判を受け有罪になり数年後に家族と対面するとき、大勢の人が泣きながら抱きしめ合います。ある刑事施設では一年に一度家族とアクリル板を挟まず会える催しがありました。そこでは人目なんて憚りません。誰もが別れ際に抱擁を交わしていました。

二度と抱きしめることさえ叶わない。

それが現実になる可能性があるのが逮捕というものです。逮捕から次に外で会えるのはいつになるのかなんて誰にもわかりません。だからこそ後悔しないように、逮捕の瞬間に居合わせた場合は強く抱きしめてあげることをお勧めします

抱きしめられる機会はこの瞬間が最後かもしれないのですから。

事件当時から考えている対策

法律や警察機関を変えるのは時間がかかり過ぎてしまい、その間にも多くの人が正当な権利を守れない立場に置かれています。それをなんとかしなければいけない。対策として個々人に専属の弁護人をつけ容疑者の権利を守られるよう、簡易的な弁護士保険のようなものが必要なのかもしれません。いつかそういった形を実現させてみたいと思うのですが方法がわからず歯痒い思いです。

以上が事件の当事者から見た逮捕後の流れと、弁護士では説明できない有事の際の行動紹介でした。今回のまとめいきます。

あなたと大切な家族が過ごせる大事な時間を、少しでも作れますように……

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