大切な人への手紙<僕の失敗談>1in刑務所

僕の生活していた刑務所という環境は、眠れない夜との生活でした。

眠りにつく時間は21時と決まっているので、そこから翌朝の6時50分の起床までを布団の中で過ごします。夕食は16時半に済ましているのでこの時間の睡眠は空腹で眠りも浅くなりがちで。夜には色々なことが頭の中に溢れてきます。家族、友人、恋人、ペットetc…大切な人のことがふと頭をよぎって眠れなくなることがありませんか?

「あの人はどうしているだろうか」「元気にしていると良いんだけれど」「もう一度会いたい」色々な感情が頭の中を巡り巡って「声が聞きたい」という感情が溢れてくるような日が僕にはありました。そして何故か夜になると寂しい気持ちが強くなっていくんですよね。不思議です。遠く離れて暮らす家族と色々な話をしたい。けれど面会の時間は30分で終わるし、お互いのことを話す事がなかなかできないから・・・

僕は手紙を書くことにしました。

とはいえ何から書いたら良いものか?皆さんは大切な人へ手紙を書くときに、敬語や丁寧語で書きますか?僕はなんだかそれが気恥ずかしくて普段の話し言葉で書いてみました。こんな感じです➡️「久しぶり、元気にしてる?え〜っと僕は元気。でもないかも。正直少し疲れてるっていうかしんどいかな。」という流れで始めは自分が元気にしていて、こっちのことは心配ないよって伝えようとしていたんです。ところが徐々に今は少ししんどいとか辛いって言葉が出てきて、自分では止められなくなってしましました。当時刑務所でイジメを受けていたこともあり、最後には日頃のストレスを家族へ八つ当たりまでしてしまう始末。なんのために手紙を書いたのかこれでは全くわかりません。

まさに大失敗をしてしまいました。

当然このままでは終われません。僕はそれから何度も手紙を書きました。少し気持ちを伝えられるようになったかと思えば、ストレスでまた失敗してしまうことを何度も重ねて気がつけば約8年が過ぎ。今では実家に帰り両親と生活しているので手紙を書く機会はなくなりましたが、当時のことをふと振り返ったときに手紙を書くのって実は難しいんじゃないか?と思ったわけです。今時ブログに手紙の書き方を書いても仕方ない気もするのですが。もし大切な人ができた時、手紙で言葉にできない気持ちを伝える日が来るかもしれないですよね?

手紙で告白って逆にレトロで良くないですか?

この感覚は古すぎるのかな(汗)

手紙で伝えることは意外と難しい!?

手紙で上手に気持ちを伝えることって中々できないんですよね。これが本当に不思議なんですがメールで文字を打つのと書くのとでは全然違うんですよ。手で鉛筆を持つと、頭で書きたいと思うことよりも先に手がどんどん動いてしまうんです。(おいおいちょっと待て!僕の右手っ!おい右手ぇぇぇえええっ!!てなります)感情が手を動かす感じですね。社会にいる人が手紙を書こうとする時は、きっとメールや電話じゃ伝えられない気持ちをどうしても伝えたくて書く時なんだと思います。それは僕の経験してきた気持ちと近いんじゃないかなって勝手に思っていて、僕の経験が役にたつかもしれないと思い今回の記事を書くことに決めました。

手紙を書く時に気をつけたいことby僕の失敗談

1、焦らず気持ちをシンプルに書くこと

2、感情のままに書いた手紙は惜しくても一度捨ててみる

3、相手を責めたり傷つけたりする手紙は書かないこと(自分のために)

これは僕自身が失敗して改善していった3のポイントです(主に荒ぶる右手を飼いならす日々でした)これはどういうことかというと、

1、焦らず気持ちをシンプルに書く

これがとても難しいんです。

「早くこの気持ちを伝えたい」by右手(もはや僕の存在は空気)

とにかく焦りは禁物です。相手がどう受け取るかよりも自分の気持ちを優先してしまうと、手紙を出した後にこ〜んな風になります⬇️

(右手に負けた僕です)

気持ちを言葉にして書き出す時、感情をそのまま出してしまうと、思っていた以上に厳しい言葉になってしまったり、長い文章になって何が言いたいのか伝わらなくなります。いわゆる、「で?何が言いたいの?」という状態ですね。これ言われるの辛いんだよなぁ’`,、(‘∀`) ‘`,、感情をそのまま書き出すとこういう問題によくぶち当たります。感情が手を動かしている状態なので僕自身が、本来相手に伝えたい想いとは違うものになりがちなのだと僕は思います。(何故ならそれは右手が書いているから・・・)

言葉や文章が感情につられてぐちゃぐちゃになるんですよね。しかし右手の研究結果がここにあります!!折角なので少しカッコイイ言い方をしてみましょうかw

これを解決する最短経路は・・・

短い文にして書いてみる!!

ふっつーーー!!のことでしたっ(_ ・A・)_バンッ!!シンプルな言葉が一番相手に伝わるみたいですね。ここで一つ僕の黒歴史を解放してみましょう。興味ないでしょうが・・・解放しますっっっ!!(聞いて欲しいだけw)手紙の書き方で両親に八つ当たりをするという大失敗をした僕は、ある教材を参考書として購入しました。やはり教科書は偉大ですからね。しかも今回はただの教科書ではありません。

手紙の書き方本?そんな普通の教材では僕の大失敗は挽回できないんですよぉおおお!!

というわけで、偉大なる偉人の偉大な教材を用意いたしました!!その名も「モーツァルトの往復書簡」ですっ!!自腹でっ!!自腹でこれ買ったんですよセンスが酷過ぎる昔の僕っウワァァ━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━ン!!!!あり得ないチョイスですよね(笑)これはないわ・・・今一応モーツァルトのラブレターってググったら酷過ぎるのが出てきて吹いたし。まあ僕のことですから嬉々として真似したわけです。

当時の僕はこれで完璧な手紙ができたと鼻を高くしたものです。一部僕の手紙を抜粋すると・・

「ご機嫌よう父上母上、本日も健やかにお過ごしですか」や、

「あなたの愛しの息子〇〇より、愛を込めてfin…」という完成度でした。

見事っ!!もはや見事じゃっ!!

いやもうこの辺りで止めときましょう。20歳の僕のポテンシャルにもうついていけません。恐ろしい子・・・そしてこの手紙を受け取った両親の気持ちはもはや想像すらできない高み。というわけで得た教訓は敬語や丁寧語を無理に使う必要はありません。ただただ、短い言葉で相手に伝えること。これを意識して手紙を書いてみると、感情を上手く伝えられるかもしれません。シンプル・イズ・ベスト!!何故なんだ昔の僕・・・

当時を思い出し顔が引き攣っている僕の顔です⬇️

 

大失敗の少女たち。失敗談2が気になる人へ

この記事を書いた人

作者のイラスト。
このブログを運営しているラマです。 
10年のリアルプリズンから帰ってきました。

好きなことをして好きな人と過ごすをテーマに、自由に生きてます。

 
秘密の扉の写真。
散髪する笑顔の少年。
二人の少年から、受刑者の告白をイメージする写真。
最後まで読んでくれてありがとう。